埼玉医科大学国際医療センター 救命救急研修報告

2019年度研修医より導入した、初期臨床研修の救命救急ローテーションとして、埼玉医科大学国際医療センターとの連携が実現し、実際に初期研修が開始されました。従来の西埼玉中央病院の救急研修は、2次救急のみで救急の指導医も不在でありました。
この連携を取り入れることで、救急のノウハウを学び、常日頃は、西埼玉中央病院での2次救急に対応でき、日々のスキルアップに励むことができるようになりました。
今回、2名の1年目研修医がローテで研修を修了しています。実際の研修体験についてコメントもらいました。



初期臨床研修医(1年目) 和田悠佑
研修期間:2019年10月28日から12月22日

Title: 救命救急を終えて

10/28から12/22の冬季2ヶ月弱救命救急で3次救急を回らせていただきました。
普段は2次救急ですので、その両方の現場を経験し、差を知るには大変良い機会となりました。
冬季にローテートした私の場合、印象に残っているのは急性心筋梗塞です。
詳細を述べることはできませんが、搬送されたまま救急カートの上で胸骨圧迫をしながら心カテ室でPCIというドラマのような症例も経験できました。コードブルーで他の診療科へ走ってく姿も魅力的でした。

他にも外傷や精神疾患が症例としては多く、先生方はどんな症例が来ても冷静で的確な治療をしていたように思います。外科内科はもちろん腎臓・精神・在宅などの分野を将来的に考えている先生方も勤務していて、それが活気や多様な価値観を生み出していたように思います。将来どの科に進むにしても埼玉医大で救急を学べた事は自分にとってとても大きな経験となりました。


初期臨床研修医
(1年目) 中村紗佑里

研修期間:2019年8月26日から10月20日


 埼玉医科大学国際医療センターでは、3次救急の救急対応だけでなく、ICU含めた多くの病床の管理もされており、学ぶことがとても多い2ヶ月間でした。救急対応では、交通外傷やCPRなど、3次救急でしか経験のできないような症例を目の当たりにし、初めはとても戸惑いましたが、徐々にするべきことの順序がみえてくるようになりました。また病棟では、今後の検査・治療をどうするべきか、抜管のタイミングをどうするべきか、栄養面をどう補うかなど自主的に考える機会を与えてくださり、全身管理について学習しました。手技面では、挿管やCV挿入、縫合などを経験させていただきました。貴重な経験を忘れず今後に生かしていきたいです。

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